スティックの種類と選び方について

ドラムスティックの選び方について

いざドラムを始めるってなると早速購入するものがスティックですね。
楽器屋に行くとビックリするくらい大量の種類のスティックが待ち受けてます。端からみてったり著名ドラマーさんモデルを手に取ってみたりとどう選べば良いのかさっぱり!!!!!!!となる事でしょう。
店員さんにはきっと最初は標準な5Aを勧められる事と思います。
好きなドラマーさんがいるならそのモデルを買うのもモチベーションの維持としてとても良いと思います。
(´-`).。oO(でもスティックについて知っておいた上で選びたい。
そんな方の為に必要な情報をまとめてみました。
参考になれば良いなと思います。

【材質の種類】

スティックはもちろん木材というイメージですよね。しかし木以外の物も存在するのです。まずは材質について大まかに知っておきましょう。

ヒッコリー

北米原産のクルミ科の樹木
市販されているほとんどのスティックがヒッコリーですね
それほどポピュラーであり万能、使い勝手の良いスティックと言えます。
まずはじめに買うならこの材質でしょう!
どのジャンルでも使われている王道の木材です

オーク

落葉樹であるナラ(楢)の総称。
非常に硬いのでほぼ折れません
そして重さもズッシリとしていてパワフルなサウンドに適しています。
逆にいうとパワフルなドラミング以外では使用しずらい
スティックだと言えるでしょう。

メイプル

モミジとも呼ばれる楓の木。
軽さが特徴的で繊細なプレイにとても適しています。
jazz クラシックなどで使われてますが
大きい音が出せない訳ではありませんので
popsや激しすぎないrockでも問題なく使えるでしょう。
スティックのサイズによって軽すぎたりはあるので
それだけ注意しましょう。

金属

AHEADというドラムメーカーから金属のドラムスティックが購入できます。
芯部分にアルミニウムが使われており、軽くて長持ちします。
ポリウレタン製のグリップ部とナイロンチップは交換可能になっているスティックで扱いは難しいですが大きい音で叩きたい方は試してみるのも良いでしょう。


【チップの形】


丸型(ラウンド型/ボール型)

どの角度で当たっても同じサウンドを得られます。
扱いやすいので初心者は進んで使ってみましょう。

角型(スクエア型/円柱型/俵型/樽型)

丸型に少し似ていますが、当たる面積が広くなるので
丸型よりは大きめなサウンドを得られます。

涙型(ティアドロップ型)

当てる角度によって繊細なボリュームコントロールができます。
当たる場所によってバウンドも変わってくるのでこれから始める方には
向いてないかもですが、使う機会があれば使ってみるといいでしょう。

三角型(円錐型)

変化が出しやすいチップですが慣れるまでは思った音を継続して
出すのにてこずるかもしれません。
繊細な音使いが必要になったとき試してみると良いでしょう。

チップレス

基本パワフルな音になります。
スティックを逆さまに持って叩いてるのと同じなので
一度試しにや叩いてみると良いでしょう。

次にスティックのサイズについての説明になります。
ドラムスティックの太さや長さはメーカーごとに違います。
5A(サイズ直径14mm~14.5mm/長さ400mm前後)
というサイズを基準にしてます。
5Bや7A他にも様々サイズがあり(メーカーによってサイズ表記は変わります。)
5Bは5Aより少し太くて重い。7Aは5Aより細くて軽い。
pearlやVIC FIRTHやTAMA等メーカーによって
数字もアルファベットも違います。正直これは振ったり握ったりして試さないと
実感できないと思います。
標準と呼ばれる5Aをまずメーカー毎に握ってみましょう。
その上でプラスα知っておくといい点を書いておきましょう。

【スティックを選ぶ際に気にする点】

重さと密度

スティックの種類が決まっていて同じ型番とはいえ、「木」である以上は全く同じとはいきません。
微妙な重さ、密度の違いに差が出るのは当然と言えます。
叩いてみると微妙に違いがわかると思います。微かに軽かったり打った感触が木が詰まってないような
軽いものなどがあります。一概にどっちがいいかは言えませんが、密度が濃ければ
折れづらいし打った感触も伝わり方も力強いです。
スカスカな感じが好みで使う方もいて、扱いやすく感じる人もいます。

木目

木目をよくみると1本1本違っています。
荒いものや斜めに木目が入ってるものは裂けたり折れやすくなってます。
まっすぐチップの方に伸びてるものを選ぶと良いでしょう。

曲がってないかどうか

あまりないですが、中にはまっすぐになってないものも混ざっていることも。。
平らな場所で転がしてみましょう。
曲がったものは後から気づくと少し萎えますね。。

【まとめ】

種類や注意点をある程度把握してきたらいよいよ選びましょう。
なんてことはありません。スティックは消耗品なので定期的に購入する機会がやってきます。
まずは無難に標準とされるもの「5A」シリーズを選ぶのが妥当でしょう。
もちろんやりたいジャンルが定まっていたりすでにどんな音が出したいか明確な方は
それにあったものを選ぶのが良いでしょう。今回は迷った場合の話です。
ひとつのスティックに慣れてしまえば、それを基準に他を選ぶことができます。
そこで好みを見つけていけるようになっていけると良いと思います。
少しでもこれから始めるドラマー様のお役に立てれば幸いです
最後まで読んでいただきありがとうございました!