ドラムスティックいろいろ ブラシやロッド等について

『ドラムのスティックで特殊なスティックたちを紹介』

皆さんはスティックはいわゆる木でできたあのスティックのイメージが強いと思います。
実際に使われるスティックのほとんどがヒッコリーやメイプル木材のウッドスティックなわけですが、それらの中でも小さな棒を束ねて作ったものや、ブラシまたは木材以外のものがいくつも存在します。
この記事をご覧の方も打楽器に携わる方が多数だと思いますので、
今一度確認しておくと良いでしょう。
ポピュラーなものをまとめていきたいと思います。

関連画像

【ロッド】

まずは比較的よく見かけるであろうロッドですね。
見ての通り細い棒を束ねてあり、叩いた音はソフトなボリュームとなります。
スティックで叩くと音量が出すぎてうるさい場合にロッドがよく使われます。
普通に叩いてもそこそこの音量しか出ないので叩いてて楽しいですし、場合によっては
叩く太鼓の音よりロッド自体のアタック音の方が大きい場合もあるでしょう。
木と木が当たった音が独特な印象です。
一般的なスティックと比べるとかなり違った雰囲気を表現できると思います。
アコースティックな感じで叩く場合や、パーカッションとしての演奏でも使われます。
ロッドの木の太さも種類がありますが、消耗が早いスティックですので時間がある方は
ホームセンターなどで木材とグリップテープを購入して自作の方も結構います。
自分の気にいる太さや音色にできるので、とても音作りに役立つことでしょう。

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【ブラシ】

主にジャズやパーカッションで目にするであろうブラシがこちら。
これを知らない人にブラシを閉まった状態で渡すと(´-`).。oO(なんだこれ?
みたいな顔されます。主にスネアをブラッシュしたり叩いたりすることが多いですが使い方は
自由に皆さん使われます。コーテッドのスネアヘッド(ザラザラしているヘッド)で新品のもの
がよくブラシにあいます、こすってザーザー鳴らないと音が出ませんのでリハスタなどに常設のものだと
打たれすぎて打面がツルツルになってるものをよく見かけます。これだとうまく音がならないので
注意しましょう。ブラシとは反対のグリップ側の針金の丸くなってる部分でも叩くことがあります。
ブラシの方はアタックが弱いので部分的にアタック音が求められるときはひっくり返して持って
使うこともあるでしょう。
パーカッションではカホンをで使ったりすることもあり、ひとつ持っておくと重宝するものですね。
使えるようになると演奏の幅がグンと拡がるので持っておくことをオススメします。

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【マレット】

吹奏楽出身の方は見慣れているのではないでしょうか?打楽器パートが使っていたアレです。
マリンバやティンパニーでも使われますね、ソフトにズシッと衝撃を与えれるのでアタックの
うるささが消えます。シンバルを叩けば(ジャーン)というよりも(ボワーン)とシンバルが振動して
鳴っている感じが出ます。クレッシェンドしたい場合は自然に綺麗になりますし、スネアなど叩いても
ちゃんと鳴ります。
静かな曲や繊細な空間の表現などで大活躍しますね。スティックケースに忍ばせておけばいざという時
がやってくると思います。
オケや吹奏楽などで見るマレットは画像のより持つ部分が細かったり毛の種類が違ったりします。
最近だとドラマー向けのマレットもあるので後で紹介します。

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【他、特殊スティック】

このように様々な場面で利用されるスティックが存在しますし、
例えばブラシひとつとっても
その中でまたいくつもの種類があったりします。
数が多いのでぽんぽんと簡単に載せていきます。
↑↑上の画像は振動を感知して光るスティックです。
音はさほどよくは無いものの暗い場所での
演奏はとても見栄えがいいです。パフォーマンスに特化したい方にオススメですね。

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【ナイロンブラシ】

先ほど説明したブラシはワイヤーブラシなのですがこちらはナイロン製のブラシです。
ブラッシュ音も感触も違うので比較して使って見ると良いでしょう。
パーカッション的な音が欲しい時に近い音になるかもしれません。

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【マリンバマレットとドラム用マレットスティック】

写真右がマリンバなどで使われるマレットで左が両面利用できるドラマー向けのマレットです。
マレットとしてはやはりマリンバやティンパニー用のマレットの方が種類が多く使える選択肢も増えますが、個人的には左のドラムマレットはオススメで、レギュラーグリップにするとすぐにクレッシェンドのプレイもできる持ち替える時間を取らない便利なスティックです。
二つとも使いやすいのでよく使っています。

『まとめ』

このようにドラムスティックと言ってもたくさんの種類があることがお分り頂けましたでしょうか。↑画像はナイロンロッドの一つですが新しい商品や自作品、スプーンで叩いたりする方もいます。常に求められる音によって形が変わるスティック。今後も面白いものや画期的な商品が現れるのを期待しましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。