初心者向け エレキベースの種類を説明します

ベース講師の坂本です。今回はベースの種類初級編という事で王道のプレジジョンベースジャズベースに加えてアクティブベース。楽器を買うときのポイントなどを簡単に説明していこうと思います。最初の相棒を購入する際の参考にしていただければ幸いです。

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プレジションベース】

最初に世にでてきたエレキベース。中央にスプリットのシングルピックアップがついてます。中域の音が強く太く暖かい音がでてアンサンブルに良く馴染みます。ピックアップが中央に1つだけなため、タッチ次第でいろんなニュアンスが出せる楽器です。ネックはジャズベースより太い。

音のイメージもちょっと古臭い感じでしょうか?スラップも独特なニュアンスの音が出ます。現在の坂本のメインベースです。

モータウンやロックなどの演奏で使われる事が多いです。

メリット

音が太い。
ニュアンスが出せて楽しい。

デメリット

ネックが太いので持ちにくい。
良くも悪くも弾き手の力が出やすいため、最初は大変かも。
プレべな音になる。
有名な使用者
James Jamerson
Sting
Pino Palladino
ハマ・オカモト

【ジャズベース】

ピックアップがフロントとリアに1つずつあり、両方の出力を調整する事で幅広い音作りが可能です。低音、高音がしっかり出て硬い抜ける音が特徴です。

またネックも細く、プレべよりも雑に弾いてもまあまあ安定した音が出る為、凡庸性の高さと合わせても初心者にはとっつきやすい楽器だと思います。

最近のドンシャリしたスラップの音もジャズベが適しています。

フュージョンやポップスで使われる事が多いです。

メリット

ネックが細く弾きやすい。

音作りの幅が広い。


デメリット

        プレべに比べると音が硬い。
有名な使用者

Marcus Miller

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【アクティブベース】

先程までのプレべ、ジャズベはパッシブと呼ばれるベース自体がシンプルな構造の楽器でしたが、それと対をなすのがアクティブベースです。

アクティブベースはベース自体にプリアンプが内蔵されており、手元でアンプのセッティングで行うような音作りが行えます。

また内部の回路でアンプに送り出す信号の強さを調整しているのでノイズにも強いです。音は輪郭がはっきりしており、レンジが広く音圧も強め。ゴリゴリなサウンドが作れます。またスラップはよりドンシャリな音で弾く事が可能です。フュージョン、アニソン、近年のハードロックなどベースが前にきて、テクニカルな演奏で使われている事が多いです。

レッドホットチリペッパーズのフリーが使用しているMUSIC MAN などが代表的なアクティブベースです。

メリット

手元で音作りが可能。
抜けが良い。
ノイズが少ない。

デメリット

アンサンブルに馴染ませる音作りが難しい。
電池が必要(電池が切れると音が出ない)
内蔵のプリアンプ(メーカー)で音のキャラクターが決まる。
楽器本体のニュアンス、音が出にくい。

電池の残量次第で音も変わりますし、ライブ中に電池が切れると音が出なくなります。物によってはパッシブとアクティブをつまみ一つで変えられる楽器もあります。

有名な使用者
フリー
武田(ラッド)

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【まとめ】

ざっくり世の中のベースを3タイプに分けて説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

説明の便宜上デメリットとなる事も書きましたが、実際どれも完成された楽器であり、その楽器の特徴として自分の出したい音、好みとあっているかの確認として使ってください。

最後に今回の分類でいう楽器遍歴は

BUMPの直井由文に憧れてジャズベを購入。途中知人のプレべに触れるも実力の無さからいい音が出せないし、ネック太くて弾きづらいからとジャズベにズブズブ。最近自分の出したい音のイメージがプレべだと思いプレべを購入するも満足に弾きこなせず自宅で使用する日々。1年してプレベを使いこなせるようになり、よっぽど合わない現場以外プレベをメインで使用。な感じです。

アクティブベースはパッシブと切り替えできて、プリアンプの個性が少ない物を1本所有して必要な時だけ弾く感じです。

これもあくまで私自身の好みやプレイスタイルに合わせた選択のため、参考までに。

最後までありがとうございました